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Channel: 心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく・・
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Meeting®

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昔から気になっている包丁(ナイフ)が「DÉGLON」の「Meeting®」である。

元々、日本には正式に輸入販売されていなかった様だが、特徴的なプロダクトの為、一時期話題になっていた。
最近また雑誌に取り上げられ、更に「Amazon」等でも販売されていた様で、日本でも入手が比較的容易になったみたいである。折角なので当ブログでも紹介しようと思う。

DÉGLONは1921年にスイスで創業し、現在はフランス、ティエールに拠点を構えるナイフ(キッチンツール)ブランドである。
私はDÉGLONの刃物を実際に使用した事は無いので何とも言えないのだが、切れ味は特別優れていると言う事は無さそうだ。使い勝手ならばやはり(関等の)日本製が一番だと思う。
しかし、切れ味を度外視しても、欲しいと思わせる美しさがDÉGLONのMeeting®には有るのだ。

Meeting®の最大の特徴は包丁の中に包丁が納まると言う前代未聞なパッケージングに有る。中でも4本セットは、その個性的な特徴が唯一無二のデザインとなっており、キッチンをスタイリッシュに魅せる。(画像1)入り子細工やマトリョーシカの様だと例えられるがなかなか言い得て妙だ。

この4本セットは内側に納まるモノから順にパーリングナイフ・キッチンナイフ・シェフナイフとなり、下側にカービングナイフが添えられる。(画像2)
尤も、家庭料理で4本もの包丁を使い分ける方は少ないのではないだろうか?(刺身用の柳刃やパン切りナイフなら兎も角‥)端から使い分ける方ならばMeeting®の様なデザインでは無く、切れ味や性能で選ぶ筈。
更に主に使用するであろうキッチンナイフ及びシェフナイフは日本で言う牛刀や万能包丁だが、刃の中央に穴が開いていると指の第二関節を刃に当てて切る事が難しいと思う。
‥非常に気に入っている割にはネガティブな意見が多い。つまりネガティブな面を納得した上で、それ以上に格好良い!と言う事なのだ。ドラマ「俺のダンディズム」(「テレビ3」の投稿参照)で「ダンディとは痩せ我慢である」と「阿久悠」氏の格言が紹介されていたが、この包丁も有る意味痩せ我慢なのかもしれない。それ故スマートに4本を使いこなせば本当に素敵に見えるだろう。

4本セット以外にも3本セットや2本セット等(画像3)も販売されている。また、4本セットには、通常のステンレスのモノ(画像4)、ブラック(テフロンコーティング)のモノ(画像5)、台座にオーク材を使用したモノ(画像5)が有る。個人的にはテフロンコーティングされたブラックのモノが一番好みだ。
尚価格は、セットの種類や輸入業者によってまちまちだが8万~10万円位の模様。正規輸入代理店に依る販売が待たれる。

私の中では非常に大きなウェイトを占めている「収納」。「家電」の投稿でも述べたが、限られたスペースを活かすには、小さく出来るだけ邪魔にならない様に収納するか、美しいデザインのモノを選んで敢えて魅せるかの何れかではなかろうか。
Meeting®は、4本の包丁を小さなスペースに美しく収納出来、しかもそのまま飾っておける様なデザインである。(性能以外で)非常に重要なポイントである。

貴方もMeeting®でクールなキッチンを演出してみては如何だろう?キッチンのトータルコーディネートにも華を添えるだけでなく、所有する喜びを感じる事が出来る筈だ。

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