「煙草１７ （オークション１５）」の投稿で、時計ブランド「Cuervo y Sobrinos」のヒュミドールとして使用出来る飾り箱を入手した事を述べ、「煙草１８」の投稿ではヒュミドールの使い方について述べた。
実際にセットアップした後の話である。
私自身ヒュミドールの使用は初めての為、一応行き着けの葉巻屋で使い方が正しいか確認してみた。
すると、何と間違っているとの事。と言ってもセットアップの仕方が間違っていた訳ではなかった。もっと根本的な間違いが有ったのだ。
さて、何が間違っていたのかと言うと、私がシガリロ、つまり細巻きの葉巻を好んでいた事である。
これまで紹介したシガリロの多くはドライシガーで、更に着香（フレーバー付）のモノが殆どである。
実はこれが良く無かった。プレミアムシガーと同じヒュミドール内に着香されたモノを入れると香りが映ってしまうらしい。（よく考えてみたら当たり前だが。）
特に加湿していると尚更香りが移り易い様だ。
一応、ドライシガーも加湿する方が吸い易いらしいが、着香のモノは加湿しない方が良いとの事。もし加湿するにしても同じ銘柄の同じフレーバーのみで保管する方が良いらしい。（これも当たり前だ。）
そんな訳で根本的にヒュミドールの使い方が為っていなかった私は、慌てて一端全ての葉巻をヒュミドールから出し、湿度を通常に戻して暫く箱を開けたまま換気をする羽目になった。
尚、現在は加湿器や湿度計を用いずとも良いコンディションで葉巻を保管出来るアイテムも有る。似た様な商品はいくつか在るのだが、私は葉巻屋の勧めで「Boveda」と言うモノを使用し始めた。
Bovedaは菓子の袋等に入っている乾燥剤の様なモノで、役割は乾燥剤の真逆。規定された湿度に保つ役割を持っているのだ。私が現在使用しているのは湿度を７２％に保つモノである。
プレミアムシガーを「Ziploc®」の様な密閉出来る袋にBovedaと入れておけばOK。ヒュミドール要らずでヒュミドールより効果が有るのだ。小分けも容易なので香り移りを気にする必要も無い。便利且つ安価。
‥こう記載すると、ヒュミドールを買ったのは馬鹿みたいに思えるのだが、個人的には全く後悔はしていない。
葉巻は嗜みであり、葉巻に関するアイテム等を含めて、愉しみたいのだから無駄でもヒュミドールはやはり必須なのだ。
それよりも前回の投稿を見て、もし私の様にプレミアムシガーと着香のドライシガーを一緒に保管された方がおられたら本当に申し訳無い。
まだまだ勉強不足と痛感させられた今回の一件。御詫びと共に更なる知識の習得に努める事を約束したい。