「煙草12」の投稿で「Davidoff」の「Primeros」を購入し、「パーティ20 (煙草16)」の投稿で初めてその紫煙を燻らせた事を述べた。
私が葉巻に手を出した時は「COHIBA」からスタートしておりDavidoffには手を出していなかったのだが、
(現在はディスコンティニュードとなってしまったが)「AROMATIC MINI CIGARILLOS」を購入してからはCOHIBAよりDavidoffを選ぶ事が多くなったと思う。
そして奮発して購入したPrimerosはやはりシガリロとは違う本物と言う感じだった。
小型且つドライシガーの部類の為、所謂プレミアムシガーでは無いのだが、それでも普段吸っているシガリロとは一線を画する。流石Davidoffと言えるのかもしれない。
そんな訳でDavidoffは私の中でかなり良い評価のブランドとなったのだ。
さて、Davidoffは比較的有名なシガーブランドだが、少し歴史を振り返ってみよう。
Davidoffは、スイスで創業した葉巻販売店より歴史がスタートしており、現在はドミニカ共和国産を中心に、非キューバ産の葉巻を徹底した品質管理の下、商品展開している。
最も高価なシガーブランドのひとつだが、その妥協の無さからも価格に相応しい品質と言えるだろう。
処でDavidoffの名前を葉巻(とシガレットを含む煙草)以外でももしかしたら耳にした事が有る方がおられるのではないだろうか?
実はDavidoffは葉巻や喫煙具以外にも様々な商品を取り扱っており、その中でも有名なのがフレグランスだと思う。他に「Hennessy」とコラボレートして作製したコニャック(酒)等も人気で、葉巻に合う様に作られているらしい。(コーヒー等も手掛けている。)
他にも時計に革製品、アイウェアや服飾小物等のファッションアイテムを含めた紳士用品も取り扱っており、或る種の総合ブランドとなっている。尚、これらはブランドとしては「DAVIDOFF」と表記されている。
(時計については、汎用のエボーシュを用いた良く有るタイプなので敢えてここでは取り上げない。)
更に日本では今年からDAVIDOFFの筆記具も取り扱う様になったらしい。万年筆やボールペンも葉巻と変わらぬ美しさである。
だが、筆記具の一部は日本製となっている。(コレクションに依ってフランス製やドイツ製も有る。)時計同様OEMが殆どだろう。キューバでなくドミニカの葉巻を選んだ様に、原産国に拘る事無く最良を目指しているDAVIDOFFらしいとも言えるか?(因みに「HERMÈS」の筆記具「Nautilus」は日本製である。)
筆記具はドイツ製の「Very Zino」シリーズが最も高価なフラッグシップモデルとなっており、日本製の「Davidoff Resin」シリーズが最も安価なエントリーモデルとなる。(画像1、2。画像1がVery Zino全体、画像2がVery Zinoペン先の拡大。残念ながらDavidoff Resinの画像が見つからず一番近いデザインのVery Zinoを替りとした。見つかり次第差し替える予定。)
レジンはブラックとレッド(ボルドー)の2色でメタル部分がゴールドとシルバーの2色の組合せとなる。
エントリーモデルと言ってもペン先はちゃんと18KGを使用しているのが素晴らしい。大抵はスチール製なのだが。
Davidoff Resinの価格は\32,400と18KGペン先を備えた万年筆にしては手頃である。(画像1、2のVery Zinoは\118,800。)両用式で、字幅もEFからBまでの4種類と、基本を押さえてある。残念ながら日本のみの販売の様でライセンス販売なのかもしれないが、シンプルながらDAVIDOFFの名に恥じない高級感と日本のモノ作りの良さが味わえるだろう。(今後、正式にコレクションに加わる可能性も有る。)
初めての万年筆としては十分オススメ出来そうだ。(勿論ボールペンもラインナップされている。)
貴方もDAVIDOFFの万年筆でより上質な一時を過ごされては如何だろう。
葉巻を嗜む方も、筆記具に興味を持っておられる方も是非このDavidoff Resinから万年筆を体験して頂きたい。葉巻同様、嫋やかに過ぎる一時を感じられる筈だ。