最近 「BOTTEGA VENETA」の「Nero Moro Spinnaker Duffel Bag」と「ZEBRA」の「SHARBO X」(「鞄と筆記用具19及び20」の投稿参照)の修理について述べたが、今回も修理についてである。
今回は私の持ち物では弟のモノで、「S.T. Dupont」のガスライターである。私もS.T. Dupontはライターを筆頭にいくつものアイテムを使用しており、御気に入りのモノも多い。(「限定商品8」、「東京旅行13及び17」、「煙草9及び11」の投稿参照)
私の弟は、私と違い日常的に煙草を吸っており、ライターも数多く所有しているが、その中でもS.T. Dupontと「dunhill」のガスライターは、最も大切に使用している一品の様だ。
勿論ガスの充填もちゃんと純正のガスボンベ(リフィル)を使用している。(当然私も純正品だが。)
しかし、純正品を使っても不具合が発生する事も有る。先日、ガスが切れて充填する為ボンベを捻じ込んだ際に、先端が捻じ切れてしまったらしい。
ボンベの先端がライターのガス注入口に刺さったまま抜けない状態になってしまっており、私が行き付けの葉巻屋に修理の依頼をしてきた。
その後、約3週間で修理が完了。(画像1、2。画像1は修理が完了したガスライターのガス注入口と修理の原因となったガスボンベ、画像2は修理明細書。尚、この明細書は「紛失3 その2」の投稿の画像1と同じモノである。)
ボンベの先端を取り除くだけの作業だったが、修理費は\11,880と思ったより高額であった。実は手前修理が難しかった様で、結果的にS.T. Dupontの正規修理を依頼する事になったので仕方の無い金額だと思う。(葉巻屋の厚意により消費税分はオマケして貰えた。)
さて、S.T. Dupontのガスライターのガス充填は結構面倒である。
まずこのガスボンベは一度穴を空けたら(使用したら)終わりの使い切りタイプである。その為中身を全部入れる為に基本的に火が付かなくなる(ライター内のガスが空になる)までは充填しない。
充填する場合は暫くライターを冷蔵庫等に入れて冷やし、冷えた状態で直にボンベを捻じ込む。ボンベを手で温めると温度差でライターにガスが入っていく仕組みだ。
真っ直ぐに捻じ込まないとガスが入っていかなかったり、漏れたりするし、本体とボンベの温度差が無いとガスが大量に残ってしまう。ボンベの中が見え難い為、中身が全てライターに入ったかが判り難く、ボンベを外す事も結構不安が有る。
そして、下手をすると今回の様に修理を要する事になる可能性も。
ガス充填はそんなに頻繁に行う作業では無いので慣れないのも原因だが、例えばボンベの中を見える様にしたり、ボンベを使い切りでなく何回も補充出来る様にする等、問題点を上手く解消していって貰いたいと思う。(日本の企業ならばこの様な問題点の解決にも努力すると思うが海外のブランドは正直余り気にしない様な印象が有るのだが‥)