「煙草２２」の投稿で弟が愛用している「S.T. Dupont」のガスライターの修理について述べた。
今回もライターについてである。
その投稿で弟は、S.T. Dupontと「dunhill」のガスライターを大切にしていると述べたが、他にもzippo等様々なブランドのライターを所有している。
私はS.T. Dupontのみなのだが、前から憧れているガスライターが有った。
「限定商品８」の投稿で述べたが、「CARAN d'ACHE」のモノである。非常に高額なライターなのだが、いずれは手に入れたいと思っていた。しかし数年前にCARAN d'ACHEはガスライターの生産を終了してしまい、現在は日本で手掛けるライセンス品のライターのみの展開となっており、実質スイス製のガスライターを正規購入で手に入れるのは困難になってしまったのだ。
そんな訳で残念ながらCARAN d'ACHEのガスライターの所有は諦めていたのだが、先日迎えた誕生日にオークションでCARAN d'ACHEのガスライターで程度の良い中古品を発見。自身の誕生日プレゼントとして思い切って購入してみた。
「煙草１７ （オークション１５）」の投稿では時計ブランド「Cuervo y Sobrinos」の飾り箱（ヒュミドール）を購入したが、それに続いてまたオークションを利用してしまった。
さて、購入したガスライターだが実は何処にもCARAN d'ACHEの銘が刻まれていない。それもその筈、実はこのガスライターは「BVLGARI」のガスライターとしてCARAN d'ACHEが手掛けたモノである。OEMとなるのだろうか。CARAN d'ACHE製以外にS.T. Dupont製のライターも存在している模様。（画像１、２。画像１はライター全体、画像２は蓋を開けた着火部。）
そう言えば私はBVLGARIと「Rosenthal」がコラボレートして販売していた「Tondo」オールドファッショングラスを所有しているが（「食器」の投稿参照）、BVLGARIの他社とコラボレートした製品に結構魅力を感じているのかもしれない。ライターにしろ食器にしろ専門のブランドが手掛けた完成度の高い品にBVLGARIらしいデザインをプラスする事で、その商品価値を高めていると感じるのだろう。
今回落札したガスライターのボディにはCHEVRONやclou de parisと言った模様（ギョシェ）の代わりにBVLGARIの文字が羅列されている。
中古の為、多少の疵や凹み等は有るが全体的には綺麗な印象。飾り箱（画像３）は付属していたが保証書は無かった。
中古と言う事で疵を気にせずにラフに使おうかとも考えたが、CARAN d'ACHEは精密な分華奢で故障が多いらしいので大切に使わないと直に修理になりそうだ。
兎も角、弟のライターと合わせるとS.T. Dupontとdunhill、そしてCARAN d'ACHEが加わった。後は「Cartier」が手に入れば、一通りの高級ガスライターが揃う。いずれはCartierも欲しいものだ。