投稿も久し振りなら、品物の投稿については、更に久し振りである。
今回はイタリアのジュエラー「SERAFINO CONSOLI」のジュエリーを紹介したい。
過去に「宝飾品２」の投稿で「ATELIER VERSTRAETEN」の「multiple」コレクションの指輪を購入した事を述べた。
このブログを訪問される方は周知の事と思うが、私は「NIESSING」やATELIER VERSTRAETENの様にギミックを持っている（動きの有る）ジュエリーを好む。
当然？SERAFINO CONSOLIも面白いギミックを持つジュエリーを展開しているブランドだ。
「BREVETTO」と名付けられたコレクションは所謂製図等で使用するパンタグラフの性質を用いたジュエリーとなっている。
パンタグラフとは、製図で拡大縮小した図面を描く際に用いられる用具である。尤も現在はCAD:Computer-aided design等のPCでの作図が主流となってきているので、殆ど見られなくなった。
昨年、職場で移転に伴う大掃除をしている際に古いパンタグラフが見つかったのだが、何なのか知らない者ばかりであった。
その位、パンタグラフと言ってピンと来る方が少ないと思う。身近でこの性質を利用したモノと言えば、マジックハンドが解り易いだろうか。（身近では無い様な気がするが‥）手前のレバーを操作すると十字状に連結した棒が伸張する事で遠くのモノを掴んだり出来る玩具である。この伸張する仕組みがパンタグラフの性質となる。BREVETTOはこの性質を利用した、つまり伸縮するジュエリーなのだ。
その中でも個人的評価の高いジュエリーが「BREVETTO²」。指輪（Ring）で在り、腕輪（Bracelet）で在る稀有なジュエリーだ。
パンタグラフの性質を用いる事で縮めれば指輪サイズに、伸ばせばブレスレットサイズとなるのだ。動きについては動画を参照頂きたい。（URLはhttps://www.youtube.com/watch?v=2mWiyTUiJfw）
作りに関しては工業製品的なNIESSINGやATELIER VERSTRAETENとは違い、手作業に因る粗さも目に付くが、イタリアンジュエリーらしい繊細さも感じられる。
素材は１８K（WG、RG、YG、BG)で、ダイヤモンド（ホワイト、ブラウン、ブラック）にサファイアやルビー、ツァボライト等をセッティング。（画像１～３。画像１はマルチカラージェムセッティングを施したタイプ、画像２はスタンダードなダイヤモンドセッティングタイプ、画像３はストーンを減らしたタイプ。）
価格は、現在日本での取り扱い店は「KASHIKEY」との事だが、HP等でも全く触れられていない為不明である。実物を是非見て触れてみたいと思う逸品だ。
貴女もBREVETTO²で指輪からブレスレットへのメタモルフォーゼを体感してみては如何だろう。面白さと同時に身に着ける喜びを得られる筈だ。TPOに合わせて貴女の指元と腕元を彩ってくれるだろう。