急激に寒くなってきた今日この頃。富山でも遂に積雪が観測された。
私の場合、アウターに関しては何とか着回しが出来るのだが、インナーは、それ程種類が無く、なかなか寒さに対応しているモノが無い。
アウターも、「愚話3」の投稿で述べたトレンチコートや「ファッション4」の投稿で述べた「STONE ISLAND」の「44198 THERMO REFLECTIVE」(以降「THERMO REFLECTIVE」)等を気温に合わせて選択しているのだが、THERMO REFLECTIVEは購入時に気掛かりであった不安材料にやはり悩まされる事になった。
THERMO REFLECTIVEの素材として使用されているポリウレタンによる劣化である。
ポリウレタンは加水分解と呼ばれる現象により、使用しなくても経年劣化が起こる素材である。それが無ければ非常に優れた素材としてもっと有効活用されていると思う。
現状ではどうしても使い捨ての感覚となってしまうのだ。
THERMO REFLECTIVEは使い捨てと割り切るには少々、値が張ると感じる。約4年でかなりのダメージとなっているのだ。
冬となって、使用する際に、表面のコーティングが密着している部分で張り付いており、剥がすとコーティングも剝がれてしまったり、何箇所も細かな罅割れが発生している。
更に、全体的に黒く変色しており、フードの裏の様に殆ど外気に接しない部分と全く色が違った状態になっている。
THERMO REFLECTIVEの売りである色の変化も全体的に黒くなっているので(新品の頃に比べて)解り難くなった。更に色の変化も多少緩慢になってきている様な気もする。
画像参照。画像上下で色合いが異なっている。肩等の白く擦れた感じの箇所はコーティングが剥がれた部分。黒の箇所は15℃以下の温度に依って変色している部分。
今シーズンか来シーズンで寿命かもしれない。購入時から覚悟はしていたが、気に入っていたのでやはりショックである。6シーズン位は‥と思っていたので予想より早く劣化していると思われる。(私の保管状態が良く無かったのかもしれないが。)
しかし、周りにはかなりインパクトが有ったジャケットで、「私の冬=色が変わる」と職場で印象付いた位である。そう言った意味では十分に元は取れたと言えるだろう。
それにしても、STONE ISLANDの商品は面白いモノが多いが、長く使うならポリウレタンのモノは出来るだけ選ばない様にした方が良さそうだ。