リビング及びダイニングの紹介。
リビングは壁面のひとつがそのまま造作家具になっており、テレビ台兼本棚兼コレクションボックスの様な扱いになっている。(画像1)
移動可能な梯子を設置したので収納した本も降ろし易い。
尚、オープンになっている本棚の高さではいくつかのハードカバーが収まらなかった。もう少し高く設定すべきだった。
テレビ台の部分は背面のモザイクタイルが存在感を示しているので、出来る限りすっきりと配置したいと考え、TVとPC、そしてその間に「naim audio」のデジタルオーディオプレイヤー「mu-so」を置いた。(画像2)
後は小物を入れるトレイや私の結婚式で飲んだ「MOËT&CHANDON」のMathusalem(6ℓボトル)も置いてみた。
一番右下は「iRobot」のロボット掃除機「Roomba」が充電されるベースとなっている。
リビングには「louis poulsen」の「Enigma」と言う「内山章一」氏デザインのペンダントライトを設置。その雰囲気を生かしつつ、「Flensted Mobiles」の「Symphony in 3 Movements」も飾った。(画像3)
Enigmaは本当に格好良い照明である。光のグラデーションと立体感、そして浮遊感がどの角度から見ても格別だ。(話は変わるがドイツのミュージシャンの「Enigma」も好きである。)
Enigmaだけでは薄暗いのだが、ダウンライトと吹き抜けの照明、そして造作家具のコレクション及びモザイクタイルを照らすライトを点けると相当明るくなる。
因みにコレクションボックスは左の棚にオブジェやガラス製の置物(「雑貨4」及び「雑貨9」の投稿参照)、その隣の棚にはシガー関係、その隣には機械式時計、右の棚には万年筆関係を飾ってみた。店舗の什器を意識してみた。
またSymphony in 3 Movementsは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの交響曲をイメージした五線譜に音符が書かれている様なデザインのモビールで、今後嫁の実家から届く予定のピアノを設置する場所とも近い為、キッチンやダイニング側から眺めると視覚的にも一体感が生まれると予想している。
ソファはまだ悩んでいるのだが、リビングには「マルセル・ワンダース」氏が手掛ける「moooi」のウールカーペット「Eden Queen」を敷いた。(画像4)ソファが無くても取り敢えず座ったり横になったり出来る。発色がこれまで見た事が無い程鮮やかな絨毯である。(画像5、全体のイメージ画像。)「雑貨11」の投稿で「Christofle」の「JARDIN D'EDEN」ペーパーナイフを購入した事を述べたが、こちらもワンダース氏のデザインであり、ワンダース氏の作品は私の琴線に触れるモノが多い。
その上には「MAGIS」で取り扱う「エーロ・アールニオ」氏デザインの「TRIOLI」と言う子供用の椅子を配した。(画像6)
この椅子はひっくり返す事で座面の高さを2段階で選択出来(画像7、子供用の低い座高の状態。)、倒すと木馬の様な使い方が出来る(画像8)ので永く使えると思い購入した。子供も比較的気に入っているのではないだろうか。
そしてダイニングである。小さい子供が居るダイニングと言う事でテーブルと椅子は汚れに強い素材を選ぶ必要が有った。
その上で予算を考慮しどちらも「calligaris」を選択した。(画像9)水の波紋をモチーフに作られた椅子の「connubia L'Eau」はTRIOLIより安価ながら見た目が美しく座り心地も悪くない。
テーブルは「Ferrari」等のエクステリアを手掛けた事で知られる「pininfarina」がデザインを担当した「Orbital」である。天板は大理石調のセラミックなので美しく汚れにも非常に強い上頑丈である。
さらにcalligarisと言えばエクステンションテーブル、つまり伸張するテーブルが有名で、このテーブルもその一つである。
家族での食事はこの165cmの状態だが、客が集まれば伸張して255cmの巨大なテーブルとなる。この伸張方法も非常に考えられている。(画像10、伸長の様子。)欠点は兎に角重い。大人2人でも動かせない位である。(伸長の様子を動画で見てみたい方は、https://www.youtube.com/watch?v=48oZbsOutX4を参照頂きたい。)
テーブルの上には「Baccarat」の「MILLE NUITS」のペンダントライトを2つ下げた。(画像11)MILLE NUITSは私が普段から愛用しているグラスのシリーズなので、デザイン自体が好みである。(「東京旅行11」の投稿参照)
合わせて、Baccaratのフラワーベース「DIVA」(「雑貨13」の投稿参照)をテーブル中央に置いた。(現在、飾る花が無いのだが。)
ダイニングには「ecosmar+Fire」のバイオエタノール暖炉「Cube」も設置した。(画像12)バイオエタノールを燃焼させるので、煤が出ず煙突も必要無いストーブに近い暖炉である。
子供が小さい時は少々危険だが、やはり揺らめく炎を眺める事が出来るのは嬉しい。(特にキッチンもIHでオール電化なので。)
Cubeの名前の通り正方形でミニマムなデザインがこれまでの暖炉とは違う印象を与えてくれる。
そして最後が我が家の売り、機械式柱時計である。
暖炉の反対側に設置した「ERWIN SATTLER」のホールクロック「EXCELSIA」(画像13)は、高さが185cmと私の身長より大きい昔ながらの所謂「おじいさんの古時計」だ。(古く無いが)
それでいて厚み(奥行)は12cmしかないと言うスリムな造りも素晴らしい。(幅は29cm)
ソヌリ、つまり時報が付いており、正時と30分でチャイムを鳴らす。見た目の美しさは勿論だが、精度も良くパワーリザーブは30日と非常に長いので扱い易い。その上作動音(チクタク音)も小さくチャイムも耳障りで無い、リビングに溶け込む様な時計である。(詳しいイメージ画像及びチャイムの音については、http://www.erwinsattler.com/en/collection/longcase-clocks/excelsia.html# を参照頂きたい。)
文字盤はエナメル、針はブレゲ針とまた絶妙な所を攻めてくる時計である。(画像14)
今、「柱時計が有る家」は殆ど日本では存在しないのではないだろうか?時計好きならではの時計と共に生活出来る家こそ我が家と言えると思っている。
最後にダイニング側からリビングを見た状態を載せて今回のリビングとダイニングの紹介を終了。(画像15)次回はキッチンである。