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Channel: 心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく・・
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時計77

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久し振りに行き着けの宝飾時計店で所有する時計の歩度の計測を行った。
但しフェア中の為、なかなか忙しかった様で5姿勢ではなく3姿勢での計測のみとなった。(テンプの振り角等の測定もしていない。)

「Breguet」「TRADITION 7027」 FULL WIND(50h)振動数21600bph
縦置き 3時下位置  日差+8
平置き 文字盤上位置 日差+12
平置き 文字盤下位置 日差+10

「PATEK PHILIPPE」「Nautilus 5712/1A」 FULL WIND(48h)振動数21600bph
縦置き 3時下位置  日差+9
平置き 文字盤上位置 日差+17
平置き 文字盤下位置 日差+19

「PIERRE KUNZ」「CUPIDON」 FULL WIND(37h)振動数21600bph
縦置き 3時下位置  日差+15
平置き 文字盤上位置 日差+2
平置き 文字盤下位置 日差+5

と言う結果となった。

TRADITION 7027は全体的に非常に安定している感じだ。約1年前の結果(「時計63」の投稿参照)と比べても遜色無い。

Nautilus 5712/1Aは「時計72」の投稿時に一度測定しているので、その時との比較となるが、恐るべき事に平置き状態の日差は文字盤上位置も下位置も全く同じ値である。縦置きの3時下位置の値も殆ど変わらない。
因みに当然ながらこの3本で一番酷使しているのがレザーストラップで無くブレスレットタイプのNautilus 5712/1Aである。夏場は勿論ジョギング時等軽いスポーツ等にも使用する位で使用頻度も最も多い。デイト(日付表示)とムーンフェイズ(月齢表示)も有る為、(止めると合せるのが面倒な為)動かしている時間も長い。それで殆ど精度が変わっていないのは流石PATEK PHILIPPEと言えるのかもしれない。

CUPIDONは一応OHの時期が来ている。今回は縦置きの3時下位置の日差+15が気になる。前回より+6となっているのだ。他の姿勢は前回より0に近くなっているので少し姿勢差が出ていると言える。前回は5姿勢で4秒以内の姿勢差だったが今回は13秒の姿勢差が有る。
しかし、スタッフ曰く十分優秀でOHはまだ必要無いのではないかとの事である。

今回は(3姿勢だが)TRADITION 7027が4秒以内と一番良い精度であった。唯一OHした時計だからであろうか?
それにしても不具合が無い方がOHに出すタイミングが難しいと思ってしまう。白地に精度が悪くなっていたり、嫁のBreguet「CLASSIQUE 8067」の様に竜頭が回らなくなる等の異常が見つかれば直ぐにOHに出すのだが‥
実際OHではテンプ等は再調整する為、現状より精度が落ちる事も有る。
もしOHせず放置するならば一番の問題は油切れとパッキンの劣化だろうか。多くの時計を所有しておられる方は、どんな感じでOHに出しているのか教えて頂ければと思う。

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