「LAMBDA」の投稿で「NOMOS」の新作「LAMBDA」と「LUX」について紹介した。
今になると更に情報も増え、元々「WEMPE」用にNOMOSが開発したムーブメントであった事等が解ってきた。改めて見比べてみると、NOMOSのLUXに搭載されているcal.「Cal.DUW 2002」とWEMPEの「CHRONOMETERWERKE」に搭載されている「Cal.CW 1」は同一の様だ。
ムーブメントの装飾がサンレイ状かグラスヒュッテ・ストライプ(コート・ド・ジュネーブ)の違いによりこれ程違う印象を受けるとは正直思っていなかった。
因みにCHRONOMETERWERKEにはSS(ステンレス・スチール)ケースモデルが有る為、LUXより安価で購入が可能である。(仕上げの差については実物を見ていないので何とも言えないが‥)尚、現在はWEMPEへのムーブメント供給は終了しておりディスコンティニュードとなっている様だ。
さて、18Kゴールドケースを採用し、NOMOSとしては別格に高額なモデルとなったLAMBDAとLUXだが、特にムーブメント「Cal.DUW 1001」及びCal.DUW 2002の完成度の高さは納得の行くモノである。設計も仕上げも「A.LANGE & SÖHNE」や「Glashütte ORIGINAL」等に並ぶと思う。
そんなCal.DUW 1001及びCal.DUW 2002を今のNOMOSの(本国の)HPでは別視点からも楽しめる。(URLはhttp://www.nomos-glashuette.com/)
HP内でNOMOSのムーブメントを紹介している欄が有るが、その中に「NOMOS Kaleidoskop(Kaleidoscope)」と言う文字を見つけた。即ち「カレイドスコープ:万華鏡」である。(URLはhttp://www.nomos-glashuette.com/the-movements/about-nomos-calibers/kaleidoscope/)
NOMOS Kaleidoskopでは、Cal.DUW 1001及びCal.DUW 2002に使用されているパーツを万華鏡の様にみる事が出来るのだ。唯見ていてもゆっくりと動き始めるが、マウス等で自由に操作する事も出来る。
なかなかに綺麗で、本当に時計のパーツを使った万華鏡を作ってみたいと思った位だ。
出来れば、スクリーンセーバー等でも使える様にしてダウンロードが可能なら更に良かったと思う。
所で、NOMOS Kaleidoskop(Kaleidoscope:カレイドスコープ)だが、カレイドスコープには間違い無いが動きに関しては「Teleidoskop(Teleidoscope:テレイドスコープ)」に感じる。
カレイドスコープとテレイドスコープの一番の違いはオブジェクトピースが有るかどうかである。カレイドスコープは鏡に万華鏡の所謂キラキラの元になる自在に動くビーズ等の物質「オブジェクトピース」が使われ、万華鏡を回転させたりする事で動き美しい世界を構築する。
対してテレイドスコープは透明な球に映った世界が鏡を通してカレイドスコープの様に見えるモノである。
ブログ「ろこあのイラストレポート」の雪野ろこあ様もテレイドスコープのペンダントをブログで紹介しておられた。是非TB先より参照頂きたい。
NOMOS KaleidoskopのオブジェクトピースはCal.DUW 1001及びCal.DUW 2002のパーツである。しかし、このパーツが自在に動いて映像化している訳ではない。規則正しく並べられたパーツをテレイドスコープで覗いている印象だ。「鏡(スコープ)」を動かしているに過ぎないと言える。‥まあ本当にどうでも良い事だが。
個人的には時計ブランドの壁紙やスクリーンセーバー、アプリケーション等もHPではもっと充実させて欲しいと思う。(一応「PATEK PHILIPPE」やA.LANGE & SÖHNE等のHPではスクリーンセーバー等がダウンロード出来る。)特にNOMOS Kaleidoskopの様な面白く個性的なサービスならHPを閲覧するのも楽しくなるだろう。