某宝飾時計店で「逸品展」が開催されていたので行ってみた。
今回は新作の腕時計が何点が店頭に並んでおり、久し振りに時計を手に取って眺める気になった。
まずは「TAG Heuer」である。TAG Heuerと言えばレーシーなイメージが有り、機械式のクロノグラフが多い印象だ。
最近は価格帯によってムーブメントの棲み分けが完成したと思う。
廉価なラインでは「ETA7750」ベースである「Cal.16」、ミディアムラインでは「SEIKO」の「6S」系をベースにした「Cal.1887」、更に上のラインでは、「ZENITH」の「El Primero」をベースにしている「Cal.36」。他にも「Cal.12」や「Cal.17」、勿論クォーツ等もラインナップされており、様々な価格帯でクロノグラフを手掛けていると言える。
その中でも今回見た中で面白かったのは、「MONACO Twenty Four CALIBRE 36 AUTOMATIC CHRONOGRAPH 40.5 MM(Ref.CAL5111.FC6299)」。Cal.36搭載の自動巻きクロノグラフで「スティーブ・マックイーン」氏をインスパイアしたモデル(画像1)である。ムーブメント自体は特別なモノでは無いが、四隅に設置したショックアブゾーバーでムーブメントへの衝撃を緩和する「アドバンスト ダイナミック アブソーバー システム」と言う機構を設けて有る。
他には「BVLGARI」の「BVLGARI BVLGARI」の新作を見る事が出来た。新型のムーブメントである「BVL191」を搭載した3針デイトモデル(画像2)やTAG Heuerと同じくEl Primeroをベースにした「BVL328」搭載のクロノグラフ(画像3)は思った以上に質感が良い。
最近のBVLGARIは昔と違いケースやダイヤル等の仕上げもかなり良くなっているので、新作のBVLGARI BVLGARIもかなり魅力的になっていた。(唯、ハンドに関してはまだまだな印象が有る。)
LVMHグループに参加している全てのブランドはEl Primeroを使用出来るという事だろう。(尤も「時計62 その2」の投稿で述べた通り、これだけEl Primeroが氾濫してしまうと余り魅力を感じなくなってひしまうのだが。)
因みにBVL191はそれ程突出したムーブメントには感じなかった。仕上げも価格を考えると平均的だと思える。まだ「BVL193」であれば後発としてのムーブメントと言う感じもするが‥正直物足りないか。(「Cartier」の「1904MC」もやはり同じ様な感想である。)
さて、この日は東京の六本木に店を構える「MAGIC BAR ISSEY」のマジシャン「SHINGO」(画像1)と「SHUN」(画像2)に因るステージマジックショーが開催されていた。(画像はHPより借用。URLは、http://www.magicbarissey.com。)
「MAGIC REVOLUTION ~マジック革命 セロ~ THE XPERIENCE 供廚療蟾討任盻劼戮燭私は結構マジック好きである。
プレイングカード(トランプ)やリンキングリング(チャイナリング)、フローティング(テーブル浮遊)、煙草を使ったマジック等飽きさせないマジックが続く。
時折マジシャンが失敗するのは故意に行っている行為だと知っているのだが、やはり巧みな話術と演技は見事であった。
マジックは見ているとあっと言う間に時間が過ぎる。やはり面白い。私は何処となく、マジックは機械式時計に通ずるモノを感じる。技術で人々を魅了するからだろうか、精密且つ正確な動きを必要とするからだろうか?そしてひとつが破綻したら全てが台無しになる繊細さが有る所だろうか。私を魅了するモノのひとつである。
ステージ終了後は宝石売り場にてテーブルマジックを披露していた。俗に言うクロースアップマジックである。これは宝石売り場のテーブルに座っている客にひとつふたつマジックを披露するサービスで目の前でマジックを見る事が出来るのだが、私も見たかったが、流石に常連の淑女の皆様が席を陣取っておられるので遠目で軽く眺めて退散してきた。
それにしてもMAGIC BAR ISSEYは面白そうだ。富山にもこういったバーが有れば嬉しいのだが。尚、MAGIC BAR ISSEYの紹介の動画を見る事が出来る。URLは、http://www.youtube.com/watch?v=1lXoSG6ikCQ。
今回も有意義なイベントを催して頂いたと思う。また面白そうなイベントには足を運ぼうと思う。