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Channel: 心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく・・
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煙草14

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久し振りに葉巻を買いに行くとサンプルで面白いモノを頂いた。

「Joker CHAOS」。何と1978年から2001年まで販売されており、現在はディスコンティニュードになっていた煙草(シガレット)の「JOKER」がリトルシガー(葉巻)として復活したのだ。
スリムサイズで非常に特徴的なメープルチョコレートのフレーバーで一部には熱狂的に愛されたシガレットである。


現在程煙草に対する規制が厳しく無い時代、漫画(俗に言うヤンキー漫画)にも登場していた煙草としても有名だ。しかし、硬派な不良が吸うにしては、少々ネタ的で軟派な印象の煙草である。

ともあれ、ネタになる位には話題の煙草であった。そんなJOKERがJoker CHAOSとなり蘇ったとなると、当時の愛煙家でなくとも気になるところであろう。
私は漫画に登場するアイテムとしては知っているが、JOKERを好んで吸っている友人(中学・高校時代)も居なかった為、どんな馨りなのかは話に聞く位だったので(当然だが、私は学生時に煙草を吸っていない。)、Joker CHAOSのサンプルを受け取って非常に興味が沸き購入してみた。
JokerにCHAOSと言う銘と、黒を基調にした蔦が這うデザインのパッケージが何とも中二病心を擽る。(画像1)尚、背面には謎のタロット占いシールが張られていた。(画像2、3。画像2はパッケージ背面、画像3は占いの結果「愚者」。)

煙草本体(画像4)は火を付けなくとも非常に強いフレーバーだった。旧JOKERと同じ様にメープルチョコレートと言う表現が妥当である。甘ったるいが馨りとしては良い部類だと思う。
長めのフィルター付き(画像5)で一見シガレット(紙巻)だが、この紙は通称「シートタバコ」と呼ばれるモノで、タバコ葉を加工して紙にした様な代物である。焦げ茶色なのもシートタバコだからだろう。その為「紙巻」では無く「葉巻(リトルシガー)」に分類される。
まあ、名目上(分類上)は葉巻だが感覚的にはシガレットと同様だろう。

実際に着火して吸ってみる。煙自体に余り甘さは感じない。
「Davidoff」の「AROMATIC MINI CIGARILLOS」や「PHILLIES」の「CIGARILLOS Cognac」、「TOSCANO」の「TOSCANELLO Aroma Caffé」及び「TOSCANELLO Aroma Anice」等のフレーバーは煙に馨りが乗る印象で、吹かすと周りに馨りが漂っていたが、Joker CHAOSは煙草本体には強烈な馨り付けがされているものの、煙の馨りは(チョコレートのビターな雰囲気は残っているが、)結構普通な感じであった。メープルのフレーバーはそれ程感じられない。‥火を付けない方が良い馨りなのだろうか?

復活してもやはり特殊な印象の煙草だったが、フィルターの御蔭か吸い易いので嫌いでは無い。また価格もかなり安価(通常のシガレットと変わらない)なので、コストパフォーマンスにも優れる。(肝心の葉巻感は全く無いが。)
日本での取り扱いが終了した「DANNEMANN」の「SWEETS FILTER」の替わりのひとつとして楽しめそうだ。(一応、最近は「Al Capone」の「SWEETS FILTER CONAC DIPED」をDANNEMANN SWEETS FILTERの替わりとして吸っているのだが。)画像6は、私が吸っている3つのリトルシガー(シガリロ)の比較。左からPHILLIES CIGARILLOS Cognac・Joker CHAOS・DANNEMANN SWEETS FILTER。普通のシガレットに比べ、Joker CHAOSはかなり長い。(JOKERと同じ120mmの模様。)

当時吸っていて懐かしさを覚えた方や、変わったモノが好きな方(及び中二病患者)にも是非吸ってみて頂きたいと思う。気軽に葉巻を愉しめる筈だ。(禁煙者は我慢だが!)

最近は煙草にも復刻ブームが来ている様で、JOKERだけでなく他のディスコンティニュードとなった銘柄も復活するとかしないとか‥判らない煙草が殆どだが、
葉巻を含めこういった煙草はネタになり話題作りに一役買ってくれる為、コミュニケーションツールとしても(私の様な口下手には)助かるアイテムである。その中でもJoker CHAOSはなかなかの存在感を示してくれる筈だ。

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