我が弟の愛用している「Breguet」の「CLASSIQUE 5907」。
購入した事を述べた「時計19」の投稿から5年、そして最後に歩度を測定した「時計64」の投稿から1年余りが経過した。
「時計64」の投稿時にも述べたが、随分と姿勢差が顕著に顕れていたので、OHを打診していた。結局その時はOHをしなかったが、5年経過した今は一度ちゃんと点検する方が良いと説得し、CLASSIQUE 5907のOHに出したのだった。
ついでに5年来のレザーストラップも本人曰く、まだ使えると言う意見だったが、私は一応新しいモノも準備しておいた方が、万が一切れたりした場合も直に交換出来ると伝え、レザーストラップも一本純正の新品をオーダーする事にした。(私や嫁の様なオリジナルカラーでは無く、デフォルトのモノである。)
実際ならOH終了まで2~3ヶ月掛かると言う予定であったが、先日、約1ヶ月半でOHが完了して返ってきた。(画像1、2。画像1はダイヤル側とレザーストラップの表側、画像2はケースバック側とレザーストラップの裏側。)
納品書(画像3)を見てみるとケース磨きも含めた「コンプリートメンテナンスサービス」とベルトネジ、ネジ抜き、革ベルト交換という修理内容となっていた。
コンプリートメンテナンスサービスは、Breguetでの基本的なOHのコースである。シンプルな手巻きに含まれるCLASSIQUE 5907は、一応最も安い価格になる筈だ。
革ベルト交換はつまり、新しいレザーストラップの価格であろう。純正で特に色の指定等をしなかった場合は5万以下だった様な記憶が有るのだが、エナメル(パテント)だと価格が高いのだろうか?それともストラップの価格も改定されたのだろうか?
ベルトネジ、ネジ抜きはラグとストラップを繋ぐ為の棒(バネ棒)が折れていたとの事である。(画像4、折れたバネ棒?)弟も気が付いて無かったらしい。
尚、私も改めて知ったのだがCLASSIQUE 5907の場合バネ棒と呼ぶのかは微妙で片側がネジ式になっているのだ。(私の「TRADITION 7027」も同様である。両側からネジで留めていると思っていたが違った。)
まだまだ知らない事、気付いてない事が沢山有ると思い知った。
更にオイルの劣化(汚れ、流出)が認められたと案内が有った。
結果、OHにバネ棒?とその取り外し作業、レザーストラップ代が加わり、トータルで\153,036となった。
レザーストラップ代が加わっているとは言え、15万円を超えると流石に高額に感じる。とは言え、故障箇所も有ったし、適正なタイミングでのOHだったと思う。(今後は弟のタイミングに任せるが‥)
このOHでどれ程精度が良くなったかは次回。