2010年9月、「音楽と私10 その2」の投稿で、「ATOMIC FLOYD」の「AirJax Titanium2™」と言うイヤフォンを購入した事を述べた。このAirJax Titanium2™はジョギングやスキー等で随分と活躍している御気に入りのイヤフォンとなった。
そしてATOMIC FLOYDの美しいデザインと高級感の有る作り(+音質)に魅了された私は、「音楽と私11」の投稿で更に「TwistJax AcousticSteel™」を購入した事も述べた。
アクティブ(外出先)ではAirJax Titanium2™、パッシブ(自宅)ではTwistJax AcousticSteel™を用いて、音楽(及びゲームやムービー等)を楽しんでいる。
しかしアクティブな使用はどうしてもダメージを伴ってしまうのだろう‥AirJax Titanium2™のイヤフォンとケーブルの結合部からケーブルをコーティングしている表面のケブラー繊維が綻びて、断線の危険が出てきた。(画像1、2。画像1は現在の状態、画像2は綻びた部分の拡大。)
どんなイヤフォンでもこういった結合部は断線し易いのだが、AirJax Titanium2™もこの部分が弱点らしく修理の原因の大きなひとつになっている様だ。
一応ATOMIC FLOYDは2年間の無料保証を行っており、2年以内で有ればこういった不具合は修理(若しくは交換)の対象となる。残念ながら今は2013年で既に2年以上が経過している為、無料の保証は受けられない。取敢えず、購入店から修理を依頼する。手数料(見積もり、診断料)として1050円を支払った。(尚、修理費用最大\10,500までは見積もり通り修理する様依頼済である。)
数日経過し店舗より返答が有った。
なんと現在はモデルチェンジしており同時モデルが無い為、同等の代替えモデルと有償交換となると言う。価格は\25,860!修理上限金額を大幅にオーバーしていた。画像3はその際の領収書兼修理明細である。
巫山戯ている。交換とは言え、一応修理扱いで購入時(確か当時で購入価格2万円以下だったと思う。)より高い金額を請求されてしまった。しかも手数料を払っているのにだ。
機械式時計等のOHで重大な問題が有った場合に、それでもOHしたいと言うのであれば、まだ定価より高額でも理解出来るが、一応無償保証期間を過ぎたとは言え、購入から3年程度である。しかもまだ断線している訳ではなく、ケーブルのコーティングが綻んできているだけの状態。もう動かない状態なら有る程度の費用も覚悟するが、断線する前、つまり故障する前に予防しようとしたつもりである。
‥それがこの有様。
手数料の\1,050は溝に捨て、そのまま現品を引き取る事にした。(見積り返却である。)誰でも代替えで\25,860支払うなら改めて新品で好きなモノを購入するだろう。
取敢えず、自宅用に購入したTwistJax AcousticSteel™を使ってジョギングしてみたが、やはりイマイチであった。ケーブルが服を擦れる「ガサガサ」という音がそのまま耳に伝わるし、イヤフォン自体が重い為、走っていると外れそうになる事が有る。またオープンエアインナーイヤータイプとは言え、AirJax Titanium2™よりも周囲の音は聞き辛い。例えTwistJax AcousticSteel™のジョギング時の使用感等に問題が無かったとしても、周囲の音が聞き辛いのは良くない。安全性を考えるとやはりAirJax Titanium2™の方が安心だ。
結局、断線するまでAirJax Titanium2™を使い続け、断線したら新しいイヤフォンに買い替えると言うのが最善か‥
次回へ続く。