前回の続きである。
残念だがジョギング等で愛用のイヤフォン「ATOMIC FLOYD」の「AirJax Titanium2™」は修理出来ず、自宅用に購入した同じくATOMIC FLOYDの「TwistJax AcousticSteel™」をジョギング等に使ってみるも、やはり適していないと感じた。
現状のままAirJax Titanium2™を断線するまで使い倒そうと言う結論に達したのだが、正直いつ切れるか解らないので、もうひとつアクティブに使えるイヤフォンを探してみる事にした。
「音楽と私7」の投稿でも述べたが、一応私のミュージックプレイヤーは携帯電話で、「Sony Ericsson」の「HBH-DS205」を使って「Bluetooth」で音楽を楽しんでいる。
HBH-DS205を選んだ利点としては携帯電話に全て音楽を入れておけるので、ジョギング時に持ち運ぶモノが少なくなり、更に携帯電話に直接イヤフォンのプラグを差し込まないので良い為防水性も確保出来る。また音楽再生中に電話が有ればそのまま会話が可能で、メール等の着信も音で知らせてくれる。
だが何より一番の利点は好きなイヤフォンやヘッドフォンを使う事が出来る事である。イヤフォン一体型は便利だが、見た目も音質も納得出来るモノを見つけるのが難しい。
セパレートのBluetoothの欠点は、携帯電話のバッテリーの消耗が(通常時より)大きい事だろうか。後は、偶に無線の接続が途切れる事が有るのが気になる点である。それ以外は、取敢えず今の所大きな問題は無い。
さて、また「音楽と私10」の投稿で述べた「ULTIMATE EARS」、「SHURE」、「SENNHEISER」、「Westone」等を見てみる。またスポーツ用イヤフォンを販売している「BOSE」や「audio-technica」等も調べてみる。
初めからスポーツ用に作られたイヤフォンは、耳から外れ難い作りなのは勿論、防水性等にも優れており水洗いが出来、頑丈で動いても邪魔にならない形状になっている。
‥しかし、ATOMIC FLOYDに比べると美しく無い。多分音の再現性も通常のイヤフォンより劣るのではなかろうか。
結局、購入したのはまたしてもATOMIC FLOYD。AirJax Titanium2™の後継機である。多分代替えで送られてくる予定だったモノである。
「AirJax +Remote」(画像1、イメージ。)と言うモデルで、名前の通りリモートコントローラー(リモコン)が付属している。
だが、このリモコンは「iPod」等の「Apple」製品専用でHBH-DS205では作動しない唯の無駄である。しかも走ると揺れて邪魔になりそうだ。
唯、AirJax Titanium2™と違い、外箱(画像2)にも「Sport」の文字が有る為、一応ATOMIC FLOYDの中では公式にスポーツ用のイヤフォンの扱いとなった様だ。(但し、防水性が向上している訳では無さそうだ。)
画像3は外箱を開いた状態、画像4は中身である。画像4の左上はギャランティカード、右上はケース、左下はイヤフォン本体、右下はマニュアル。
デザインはAirJax Titanium2™を踏襲している。(画像5、左がAirJax Titanium2™、右がAirJax +Remote。)一番の違いは現行のモデル全てだが、ケーブルが黒から赤に変わった事だろう。正直、黒のケブラー繊維コーティングの方が高級感が有る様に見える。しかし、ケーブルの分岐部(スライド式のスプリッターの部分)からイヤフォン側のケーブルはラバーの様なコーティングでプラグ側はケブラー繊維のコーティングと使い分けられている事からかなり拘りを感じる事が出来る。
ラバーの様なコーティングは「TPU」、即ち「熱可塑性ポリウレタン」製でラバーとプラスチックの両方の特徴を併せ持った様な素材である。これは衣擦れの音を聞こえ難くする効果が有るらしい。
他に細かな変更点としてはチタニウム製のイヤーフックの末端だが、AirJax Titanium2™は鋭利だったが、AirJax +Remoteはぽってりとしており万が一皮膚に当たっても痛く無さそうだ。(画像6)後はプラグのジャックがリモコンに対応したからか3極から4極に変更されている。(因みに外箱やマニュアルの画像は3極のままである。)プラグとケーブルの結合部のラバーの形状も少し変わった様だ。(画像7、各ケーブルのコーティングやプラグの違いが解る。)
ケースがレザーからラバーに変更になった。(画像5、8。画像8は他付属品。)相変わらずケースは携帯性には優れるが簡素である。まあ前のレザーケースよりは出し入れし易い。
さて実際、AirJax +Remoteを使用して走ってみたが、確かに衣擦れは前以上に気にならない。元々イヤーフックタイプはインナーイヤータイプより衣擦れの音が聞こえないのだが、TPUコーティングの効果も有るのだろう。
リモコンも思ったよりは邪魔にならなかった。軽量だからだろう。(使用出来れば文句が無かったが。)
ケーブルも赤でも良い様な気になってきた。AirJax Titanium2™の断線を期待している訳では無いが、正式にAirJax +Remoteのデビューする日が待ち遠しい。
それにしても、代替えを頼んでいたら、AirJax +Remoteが届くのは良いとしても、AirJax Titanium2™は返ってきたのだろうか?
それにATOMIC FLOYDのHP(URLはhttp://www.atomicfloyd.jp/)でイヤフォンを直接購入出来るのだが、AirJax +Remoteの価格は今日現在\25,800である。代替えでの請求額は\25,860と手数料を取っている上にメーカーの値段よりも高いってどういう事だ!? 更にその某家電量販店のインターネットショップではAirJax +Remoteの価格は\26,200!改めて言う、巫山戯るな!
今回は、もっと安価で販売している所をインターネットで見つけて購入出来たので良かったが、その分某家電量販店の評価は随分と下がったのは言うまでも無い。