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Channel: 心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく・・
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ファッション8

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随分過去の記事について、今更ながら追記しようと思う。
「東京旅行47」の投稿で、イベント「HOTEL de LEON」に参加した翌日、銀座や秋葉原を廻り、その際に「Berluti」(銀座並木通り店)にも足を運んだ事を述べた。
銀座のBerlutiでは、過去にウォレット「Porte-billets monnaie 3CC "Rewa"」を購入した事が有る。(「鞄と筆記用具8」の投稿参照。)

このウォレットが、私が唯一持っているBerlutiのアイテムである。今尚愛用している御気に入りだ。
しかし、紳士靴ブランドであるBerluti(現在は靴だけではなくプレタポルテを展開しており、総合紳士用品ブランドになりつつ在るが。)はやはり靴こそ使用してみたいと思ってしまう。

私はそれ程革靴を持っておらず、価格も安価なモノが殆どである。一足位は良いモノが欲しいと思っていた。
候補としては「J.M WESTON」や「a.testoni」そして「JOHN LOBB」等を考えていた。正直Berlutiは2足目以降と言う考えであった。
Berlutiは非常に美しい靴で個性も有るのだが、その存在感が強過ぎると感じていた。特にLa patine(パティーヌ)と呼ばれる独自染色方法が魅力だが、それ故に私の様なファッションセンスの無い者には靴だけが浮いてしまうと思うのだ。

まずスタンダードなプレーントゥ又はストレートチップの黒が無難であろう。製法も長く使えるグッドイヤー・ウェルト(ハンドソーン・ウェルト)が理想だろうか。

後は、富山は雨や雪が多いので、雨に強いなら尚良い。ソールもラバーの方が安心出来そうだ。(尚「石川旅行4」の投稿で述べた「GUCCI」のラバー製「Horsebit Moccasin」は完全に荒天時用として購入した。)

こんな事を色々と考えていたのだが‥結局この日我慢出来ずBerlutiでシューズの購入。念願のBerlutiを手に入れた。
購入したのは「ILLUSION/OXFORD」。一見トゥやヒールが分かれている様に見えるが、Berlutiを代表する定番モデルの「ALESSANDRO」と同様、甲革を一枚革で仕上げたホールカット。Berlutiらしさを最も味わえると思うホールカットのシューズをブローグ(飾り穴)で装飾する事に依って敢えてホールカットに見えない様にデザインされている点が気に入ったのだ。また、段々とブローグが消えていくのが特徴。このブローグがILLUSIONを体現していると言えるだろう。
そしてラバーソールを採用している点も個人的には良いと思う。(御蔭で多少安価になっている。)製法はマッケイ(Blake)。

ILLUSION/OXFORDはラスト(木型)のフォルムがCAPRIと言うモノを採用しており、比較的私の足にも合いそうだった。
カラーはブラック(画像1、Nero grigio。)とブラウン(画像2、Tobacco bis。)で正直迷った。ウォレットと同色でTPOを余り選ばないブラックかBerlutiらしいグラデーションが美しいブラウンか?
嫁の意見も有り、また今後のLa patineも考慮しブラウンを選択。(画像3、ブラウンの上面及び側面。)取り敢えず直にLa patineは行わずにそのまま使ってみる事にした。(今後、別に黒の靴を買おうと思う。)

結局、今回購入したILLUSION/OXFORDは、当初購入を考えていた(上記で述べた条件の)モノとはかなり違うモノになった。満たせた条件と言えばラバーソールと言う事位である。
そしてこの押し出しの強い靴を私が履きこなせるかどうかも心配だ。(こういった靴が似合う様になりたいものだ。)

Berlutiのレザーシューズの中では最も安価な部類だが、それでも私の持っている靴と較べると圧倒的に高価な靴である。(画像4~6は実物の写真。画像3は収納袋と説明書。画像2は全体の様子。画像3は側方及び上方から見た様子とシューツリー。)
積雪も有り、まだ一度しか足を通していないがこれから大切に履いていきたい。

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