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Channel: 心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく・・
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先日、風呂に入ろうと御湯を注ぎ、湯船が一杯になる間にトイレで用を足していた。
いつもの様に温水洗浄便座を操作して、洗浄を行おうとするが、何故か水(御湯)が噴射されない。再度操作しても作動しないので、ノズルが詰まったか故障したのかと考えた。

一旦コンセントを抜き、再度差し込んでみるもやはり駄目。取り敢えずトイレを流して外に出ようとする。その時、気が付いた。
我が家のトイレは手洗い付きのタンクになっているのだが、手洗い用の蛇口から水が出ていない。
温水洗浄便座は自分で取り付けたので、その際に調整したネジが徐々に締まったか?
どっちにしろ工具を持ってこなければ。

そう思ってトイレから出て解った。断水しているのだ。
風呂の御湯も半分も溜まっていない状態であった。無論蛇口からは何も出てきていない。
台所や洗面所もやはり使用出来なかった。

取り敢えず、トイレは流せて良かった。
そうしている間に嫁が帰宅、断水すると言う連絡が有ったか確認するも、そんな予定はきいていないとの事。同じアパートの他の住人が住む部屋も同様に断水している事が判明。
管理会社に連絡し、状況を説明。復旧したら連絡をして貰う様依頼した。

さて、これからが問題。
富山は水が豊富で断水等気にした事も無かった。万が一地震等が発生した場合は浴槽を利用して水を貯蔵しておくと言う方法も知っている。(断水する前に多少の水を確保出来る。)
しかし、現状では自宅では水が全く使えない。突然の断水には全く対応出来ない事が解った。

当然ながら翌日も仕事である。仕事の前に風呂は入っておきたいし、夕食も食べたい。
しかし風呂は全然御湯が入っていない状態で身体を洗う事は無理だろう。食事も米は炊けているが、おかずを作る事は難しいし、使用した食器を洗う事も出来ない。

嫁と相談し、外食に決定。その後銭湯に行く事にした。
幸い、外食中に復旧したとの連絡が入り、自宅に戻って確かめるとちゃんと水道を使用出来た。一安心である。結局銭湯には行かず、自宅の風呂で水が使える有難味を噛み締めた。

ちょっとした出来事だったが、これがライフライン断絶の怖さを再認識させてくれた。
ガスは兎も角、水道と電気が使用出来ないと生活していく事自体が途轍も無く困難である。非常用持ち出し袋等、有事の際に必要なモノは有る程度備えてはいるものの、実際には水道が使用出来なくなっただけでこの有様。

例えば食事については、使い捨ての紙皿を使ったり、食器に食器用のラップフィルムを張ってから盛り付けしたり、アルミホイルを器にしたりと食器を洗浄しなくて良い方法がいくつも有った。(災害時等でも応用が利くと思う。)
今回の事を踏まえて、これからは突然の断水や停電でも落ち着いて冷静に行動出来る様になりたいものだ。

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