「めいてつ・エムザ」で開催されている「エヴァンゲリオン展」(画像1)。
8階フロアは殆ど全てが少「新世紀エヴァンゲリオン」(以降エヴァ)で埋め尽くされている様だ。
チケットを購入する。チケットデザインは日替わりでキャラクターを変更しているらしく、この日は「綾波レイ」だった。(画像2、チケット及びパンフレット。)
エヴァというと使徒を判別した赤等の原色が多く使われており派手目な印象が有るのだが、会場は淡いグレーで統一されており独特の雰囲気となっていた。少し大人な装いにも感じられる。
今回のエヴァンゲリオン展は、エヴァが誕生してから20周年の記念とも言える展覧会である。この20年と言う歳月が、エヴァ自体を子供の娯楽から、当時を知る者の大人の娯楽へと変わったのかもしれない。(正直、子供より大人の方がエヴァを愉しんでいると思う。)
会場内は流石に撮影禁止となっているのだが、その展示品の総数は約1300点にも及ぶ。
TVシリーズから現在作成中の新劇場版シリーズまでに至る様々な原画や絵コンテ、設定資料等を見る事が出来る。(画像3、ニュースやHP等でUPされている原画等。)映像としては数秒のカットに、実際にはどれだけの過程が詰め込まれているのかを実感出来、アニメーション製作の情熱を感じ取れた。
最後のフロアには「初号機」が展示されており、これだけは撮影可だった。(画像4、5。画像4は全身、画像5は頭部の拡大。)
会場を出ると「EVANGELION STORE」が出店されており、いつもはインターネットで閲覧して購入していたアイテムの実物が並ぶ。(インターネットストアのURLはhttp://www.evastore.jp/)
エヴァンゲリオン展は全国で開催されてきているが、その開催都市に因んだ各会場限定の特別な商品も販売されている。今回は石川県と言う事で、前回の投稿で紹介した能登ワインや輪島塗、九谷焼等が該当する。
そしてこのフロアには「北村和義」氏が手掛けた九谷焼の初号機の頭部置物(画像6)や輪島塗の「ロンギヌスの槍」(画像7)等が展示販売されている。勿論ユニークピースである。
初号機の頭部置物は高さ18cm×幅11cmで紫と緑の顔料で唐草や波の文様で仕上げられている。販売価格は\162,000。他に九谷焼でエヴァをモチーフにした器等も販売。
「加波基樹」氏が手掛けた赤い漆が妖艶なロンギヌスの槍は全長約1mの非常に存在感の有る逸品。\324,000である。
尚、初号機 頭部置物やロンギヌスの槍は撮影許可が下りず、画像については「EVAGATE」より転載させて頂いた。(URLはhttp://eva-gate.jp/)
エヴァに石川県らしさを巧く融合させ、非常に面白い催しとなっていたと思う。そして伝統工芸をアピールする手段のひとつとしても良かったのではないだろうか。
是非とも富山でも似た様なイベントを行って欲しいものだ。