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Channel: 心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく・・
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温泉旅行19

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前回から1年以上経過して、漸く温泉旅行に行く目処が付いた。
と言う訳で久々の温泉である。

このブログの常連で在れば御存知だろうが、私は奥飛騨温泉郷を多く利用している。理由は混浴が多い事と、富山からはアクセスし易い事、そして価格がリーズナブルだからである。(私は混浴が好きだ!)
著名な温泉郷の老舗旅館等に比べると高級感は無いが、半額以下で泊まれる宿が殆どである。更に持ち込み等も気にする必要が無い処が大半なので、気楽に泊り、また自由に露天風呂を楽しめるのが良い。(真夜中から酒を片手に露天風呂を愉しむなんて事も出来た。)

しかし、最近はどうも混浴の宿が減少している様に感じる。全体的に活気が無いと言うか‥
奥飛騨温泉郷もイメージの一新を考えているのだろうか?

そんな訳で、今回は奥飛騨温泉郷以外を選ぶ事にした。個人的には混浴が良いのだが他を探すとなるとなかなか難しい。混浴も除外する事にする。
ならば、今度はこれまで(奥飛騨温泉郷)とは正反対を選ぼうと考えた。混浴等は無いが高級感を味わえる温泉宿である。

場所は石川県鳳珠郡能登町に有る「百楽荘」に決定。
この旅館も「水明館 佳留萱山荘」(「温泉旅行15~18」の投稿参照)の様に洞窟風呂で有名らしく、雰囲気も良さそうなのが決め手となった。

当日は激しい雨が降ったり青空になったりと天候の移り変わりが激しい一日だった。30分程走ると土砂降りになり、暫くすると日が射すと言う様な状態を繰り返す先行きを不安にさせられる天気である。(画像1、晴れ間の写真。フロントガラスの右下にはワイパーで除去出来ない雨滴が残っている。)

そして百楽荘の有る九十九湾は隣県である石川県でも能登半島まで行かなくてはならず、思った以上に時間が掛かる。
約4時間程で能登町に到着した。

先ずは、行ってみたかった「マルガージェラート」へ寄る。
通り道の筈で看板も見つけたが店舗が見つからない。通り過ぎたみたいなので一旦引き返す。看板を確認すると調度「瑞穂郵便局」の真裏に店舗を発見。解り難い。
名前の通りジェラートの店で、季節や特産品に拘っているとの事。
嫁はシンプルに「フレッシュミルク」、私は「蓬(ヨモギ)」と「薔薇(バラ)」を注文。更にに御試しとして一口だが好きなジェラートをサービスして貰えるらしく、嫁は「クリームチーズ」、私は「枝豆」を付けて頂いた。(画像2。左のカップは私のオーダーで上が枝豆、左が蓬、右が薔薇。右のカップは嫁のオーダーで上がクリームチーズ、下がフレッシュミルク。)

フレッシュミルクは無難だが非常に美味しいらしい。クリームチーズはちょっと濃く感じたそうだ。
蓬は野菜嫌いの私だが、何故か餅や団子に使われているからか余り抵抗無く食べる事が出来る。ジェラートも風味が活きていた。嫁には其処ら辺に生えている唯の雑草だと言われた。
薔薇は馨り高く、食べているだけで良い心地になる。ほんのりと感じる甘さが個人的に好きである。
枝豆はハズレ覚悟でちょっとチャレンジのつもりで選んでみたのだが絶妙な甘みで美味しい。考えてみれば、使われる事は少ないが一応ナッツのひとつになるのかもしれない。ナッツ好きな私が食べれない事は無かった。ピスタチオ風と言えば良いだろうか?

ジェラートを平らげ、雨と日差しで蒸し暑くなった身体をクールダウンし、気分一新、再び車を走らせる。続いて向かうのは百楽荘では無く‥

次回へ続く。

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