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cuisine française LA CHANCE4

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前回から一年振りに嫁と「cuisine française LA CHANCE」(以降LA CHANCE)に行ってきた。前回同様、結婚記念と言う訳だ。

実は嫁以外とはLA CHANCEを利用する機会が有ったのだが、一番印象に残っているのは友人4人でダイニングを食べに行った事だろうか。
大抵フレンチをレストランで食べる場合は、女性を男性がエスコートする印象が有る。つまり男女で来る事が多い。勿論女性2人等も食事(フレンチ)好きならまだ可笑しくは無いだろう。しかし男性ばかりと言うのは私自身見た事が無い。4人全員男性でフレンチのコースを食べる‥かなりシュールだったと思う。

それはさて置き、今回もダイニンのコースを選択。イルミネーションに彩られた富岩運河環水公園を眺めながらフレンチを頂く。(因みに前回嫁と食べたのはブラッスリーのランチコースである。)

テーブルにはプレートやカトラリー、ナプキン以外にもメッセージカードやメニュー等が配されてあり心配りが感じられる。(画像1)
ファーストドリンクは嫁はシャンパーニュ、私はノンアルコールのスパークリングワインをオーダー。
「cuisine française LA CHANCE2」の投稿同様、「MOËT&CHANDON」と「Duc de Montagne」である。運転が無ければ私も少し飲んでいただろう。

今回のコースは、
Amuse-bouché「その瞬間に生まれるインスピレーションで」(画像2)
~Hors ďœvre d' hiver~ 「冬の前菜」(画像3)
Le foie gras de canard poêlé et mousse de volaille saveur de l' amande,baton de la meringue de cacao「フォアグラのポワレとアーモンド香る鶏胸肉のムース カカオのメレンゲスティックを添えて」(画像4)
Langoustine en chimise(chemise?) de courgette「ラングスティーヌとズッキーニをシュミゼに仕立て」(画像5)
Poisson du jour rôti condiment acides,purée de haricot blanc「本日鮮魚のロースト香味野菜のコンディマン 白いんげん豆のピューレと共に」(画像6)
Soupe du jour「~本日のスープを ラシャンススタイルで~」(画像7)
Filet et aloyau de bœuf poêlé et légumes de la saison sauce de deux geures「和牛フィレ肉とロース肉のポワレ 季節の野菜添え 2種類のソース」(画像8)
Avant-dessert de la saison「アヴァンデセール」(画像9)
Dessert original spécialement「パティシェ特製 オリジナルデザート」(画像10)
Mignardise「小菓子」(画像11)

以上のコースであった。

アミューズブーシュはケークサレ、南瓜のムース、パイ生地にブルーチーズをトッピングしたモノ。

オードブルは「ズワイガニを白菜で包みそのエキュームで」「鰤の燻製と蕪のロール仕立て キャビア爛シェトラ瓠廖崟胡を効かせた青りんごのグラニテ」「リコッタチーズで合わせたホタテ貝とアボカド」。グラニテはホタテ貝とアボカドの上に添えて在る。

フォアグラのポワレと鶏胸肉のムースは、カカオ風味のビスケットの様なスティック等でデコレートされており全体的に香ばしい印象。トリュフの馨りを付けたバルサミコソース。 因みに嫁は鶏胸肉のムースをナイフで切るとボロボロに崩れてしまい食べ辛そうだった。(私はそれを見てからだったので大丈夫だった。)

ラングスティーヌとズッキーニをシュミゼに仕立ては、「坂井宏行」氏のスペシャリティメニューとの事。「cuisine française LA CHANCE2」の投稿で述べた「びっくりコロッケ」と同様に、坂井氏が得意としている品らしい。ラングスティーヌは赤座海老の事で、海老をズッキーニでシュミゼした(包んだ)モノである。美しく編み込まれたズッキーニが「BOTTEGA VENETA」の「intrecciato:イントレチャート」を彷彿とさせる。バターと白ワインのソース。

ポワソンだが、この日使用された魚は鱩であった。他の日は何が使われているのか興味が有る。

本日のスープは鼈のスープ。器が大変凝っており、しかし飲める部分は極一部で少量。
ヴィアントもプレートが洒落ていた。左上のキューブは蕪、左下は馬鈴薯と薩摩芋。サーロインはポルチーニソース、フィレはカシスソースが添えられている。

アヴァンデセールは、温州みかんと白ワインのジュレに金柑のコンポートをあしらったモノ。さっぱりとしていて喉越しも良い。金柑は殆ど食べた事が無かったので新鮮な体験だった。

デセールは、今回結婚記念と言う事で気を利かせて「Happy Anniversary」の文字を入れた透明なプレートをクリスマス風(Bûche de Noël:ブッシュ・ド・ノエル風)に切り株に載せた状態で運ばれてきた。

最後にコーヒーとミニャルディーズで一服。ミニャルディーズはギモーヴとメレンゲにココナッツを加えたモノ。偶然だが、「おやつ29」の投稿で食べた組み合わせに近いと思った。

やはりLA CHANCEの味はかなり好みである。大満足のディナーだった。もう少し金銭的に余裕が有れば、記念日以外にも頻繁に通いたいのだが。

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