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Channel: 心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく・・
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東京旅行35

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「PATEK PHILIPPE」の特別企画展「PATEK PHILIPPE The 175th Anniversary Exhibition 創業175周年特別企画 パテック フィリップ展 ~歴史の中のタイムピース~」を堪能した後は、六本木ヒルズに向かった。

偶々今回旅行したタイミングで、六本木ヒルズでもちょっとした催しが開催されていると知り、今回のPATEK PHILIPPEの展示会と併せてそちらも楽しもうと思った訳だ。

六本木ヒルズと言えば、前に「Van Cleef & Arpels」主催の「the Spirit of Beauty」及び「医学と芸術展」の2つの展覧会を見に行った(「東京旅行27」の投稿参照)が、なかなか面白い催しが多いのかもしれない。

今回のイベントは「SCRAP」と言う会社が手掛ける「リアル脱出ゲーム」である。
脱出ゲームとは、とある場所に閉じ込められた主人公が、様々な調査やアイテムを駆使して、脱出(生還)すると言うアドベンチャーゲームである。
例として http://www.gamedesign.jp/flash/escape/escape_jp.htmlをプレイして頂ければどの様なモノか解ると思う。
脱出ゲーム(と考えているゲーム)は、コンシューマーでは「慟哭 そして...」(画像1)、「REVIVE... 〜蘇生〜」(画像2)、18禁のPCゲームでは「遺作」(画像3)等をプレイした記憶が残っている。どれも一筋縄ではいかず、仲間が即死亡したり犯されたりする難易度の高いゲームだった。(尚、コンシューマーの2作品もセクシーなシーンとグロテスクな死亡シーン等により18歳以上推奨となっている。)

リアル脱出ゲームはその閉じ込められた主人公が自分自身であり、実際に自分でその場から脱出する体感アドベンチャーゲームの様だ。
SCRAPは何作もリアル脱出ゲームを手掛けている様で、今回は六本木ヒルズの52階展望台「東京シティビュー」がその会場らしい。(画像4、展望台より眼下を撮影した写真。東京タワーと東京スカイツリーの双方が何とか確認出来た。)
タイトルは「摩天楼探偵シリーズ第|董〕無妃の涙を探せ!」である。(画像5)脱出と推理が交差した様な感じだろうか?期待を胸に会場に入ると十数枚の紙とペンを渡される。この紙が今回のゲームの概要の様だ。(画像6、7。画像7はフォルダ、画像8はフォルダ内の内容が書かれている紙。)

概要は以下の通り。
「六本木ヒルズ展望台に展示されていた、伝説の宝石「楊貴妃の涙」
時価180億とも噂される宝石が厳重な警備の隙を突いて盗まれた。
絶対的安全と言われた警備システムはなぜ破られたのか?
謎が謎を呼ぶ物語は衝撃の結末を迎える。
この複雑怪奇な事件を解き明かすのは君だ!」

中々面白そうだ。この展望台自体が今回の会場になっている様だ。地図と照らし合わせて宝石が設置されていた場所等を把握する。(正直、六本木ヒルズを多く利用している者が有利かもしれない。)

展望台内は地べたに座った大勢の人で溢れていた。疑問に思っていると皆手には今回のリアル脱出ゲームの用紙を持っている!
皆が座って謎に挑んでいる様だ。当然ながら椅子等は既に埋まっているので地面に座るしかない様だ。結局私と嫁も地面に座る事になった。
渡された用紙を読み進めるも、詳細がさっぱりである。再度会場を見て回ると証拠品陳列棚や監視カメラ映像が流れている場所を発見、再度マップを見直すと漸くイメージが掴めてきた。

御蔭で「問題1」を解き、スタッフから「問題2、3、4、5、6」が手渡される。
また地面に座って内容を読みつつ、犯人を少しずつ推理していく。(消去法で犯人以外を除外していく)

何だか思っていた「リアル脱出ゲーム」とは違う・・
自分の足でアイテムや問題を見つけて攻略するゲームだと思っていたが、基本的に座って、用紙とにらめっこしつつひたすら推理小説の様に犯人を絞る行為が続く。偶に会場を回って必要な情報を収集する必要は有るが・・余り必要性を感じなかった。
正直、脱出ゲームでは無く唯の推理ゲームだ。(そもそも脱出しない。)

嫁とも話したが、これなら別にこの会場で無くてもそれこそPC等でも十分同等のゲームを楽しめると思う。
自分が体験するからこその体感(リアル)ゲームだと思う。

しかしまあ推理ゲームとしてはなかなか面白いので熱中はした。喉が渇いたので展望台内に有る「SUNSET CAFE」でジュース(スムージー)を購入。私はワイルドベリーにパインとキウイ、ヨーグルトを加えた「六本木ヒルズスペシャル」、嫁は「ピーチ×マンゴー」を飲み頭をリフレッシュ。(画像8、左はピーチ×マンゴー、右は六本木ヒルズスペシャル。)

気が付くと夜景になっていた位、久々頭をフル回転させた。まだホテルの部屋にも行っていないので時間制限を自ら設けていたが、3時間をオーバーし断念。結局「問題7」の犯人を特定出来なかった。(一生懸命頭を使った割にこの程度である。)
スタッフから解答と更に楊貴妃の涙の在り処を突き止める「問題8」を受け取った。
嫁は直ぐに推理を止めて解答を読んで再検証したが、私は帰宅してからも犯人を推理するつもりなので解答を読んでいない。(つまりまだ私の中でこのイベントは終了していないのだ。)

もし機会が有るなら、次回は推理モノでは無く普通の脱出ゲームを体験してみたいものだ。

暗くなった夜道を展望台から東京ミッドタウンに戻る。そろそろ宿泊するホテルに行かなければ。
次回に続く。

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