「時計73」の投稿で、嫁の「Breguet」の「CLASSIQUE 8067」のストラップを交換したが、オーダーした短いサイズの所謂「寸短」では無く誤って通常の長さのモノとなっており、長過ぎて腕に収まらなかった事を述べた。
結局、作り直して貰える事となったが、その間に「時計71」の投稿で述べた竜頭が巻けなくなると言う症状が再び発生した!
実は、嫁はかなり前からこの症状が発生している事を知っていたのだが、自動巻きの為使用に影響がなかった為、気にせず使用を続けていた様だ。
個人的には、機械製品は何処か異常を発見した時点で直ぐに点検及び修理する事が望ましいと思っている。不具合を放置する事でそれ以外の部分にも異常が生じたり、症状が悪化してしまう可能性が有る。故障箇所が増えれば修理費も嵩むし、最悪、修理不能に陥る場合も有るだろう。
とは言え、嫁の考えも解らなくは無い。修理やOH等が頻繁に発生するとそれだけ長期間、御気に入りの時計が手元は離れてしまうのだ。その期間も1週間位なら兎も角数ヶ月間にも及ぶ。
私の様に何本かの時計を所有しており使い回せるのであれば多少は我慢も出来るだろうが、嫁の様に1本を使い続けている場合は、その1本が無いと確かに寂しいし不便であろう。(因みに嫁は今の所複数の時計を持ちたいとは思わないらしく、CLASSIQUE 8067だけで十分との事。出来ればもう1本持って欲しいと思うのだが‥)
取り合えず、購入した某宝飾時計店に時計を持ち込む。流石に数ヶ月で前回と同じ不具合が発生したと言うとクレームとして即座に対応して貰う事になった。
私は、多分嫁の使い方にもBreguetのOHにも問題は無かったのではないかと考えている。
これだけ不具合の続く嫁のCLASSIQUE 8067だが、某宝飾時計店のスタッフ曰く、別に特別多く不具合が発生しているモデルでは無く、修理の依頼も特に無いとの事。(尤も数が出ている時計では無いが。)
要するに機械的にはハズレだった個体だったのだろう。逆に「PIERRE KUNZ」の「CUPIDON」は姿勢差が少ないアタリの個体と言える。
そして先日、漸く再OHから帰ってきたCLASSIQUE 8067。調度完成した寸短の新しいストラップを装着し再び嫁の腕に収まった。嫁も長く待ち望んだ事だろう。(画像1~3。画像1は全体、画像2はダイヤル部分の拡大、画像3は裏面。ストラップが「時計73」の投稿時より短くなっているのが解る。)
それにしても、もしOH代とストラップ代を請求されていたら、と考えると怖くなる。‥ざっと見積もってストラップ×2+OH×2≒25万円程度の出費になった筈である。「NOMOS」の「TANGENTE」位なら購入出来る金額だ。無償で良かったと心から思う。(勿論ストラップ1本分は実費である。)
尚、嫁には今後些細な異常でも発見したら直ぐに伝える様諭したが、もう不具合が出ない事を期待したい。