香典返しや引出物等で最近良く目にする様になったカタログギフト。
初めは選ぶ事に楽しさも感じていたのだが、正直欲しいモノ等殆ど無く、結局は食べ物等を選ぶ事になってしまう。
当たり前だが「香典」や「祝儀」の金額以下の商品で構成されている為、その価格帯の品にクオリティを求めるのは酷と言うモノであろう。
しかも、その中でもまだ使っても良いかもしれないと思い注文した品も増えていき、こうカタログギフトが続くとそれらが候補から外れる為に、どんどん選択肢が無くなっていく。困ったものだ。
尤も本来は香典にしろ祝儀にしろ、こちらの義理や善意で渡すモノなので御返しを期待するモノでは無い。返しが有るだけでも良いと考える冪だ。(商品に期待する方が馬鹿なのだろう‥)
そんなカタログギフトで久し振りに食べ物以外を注文してみた。それが「DRETEC」の「カッターシーラー」である。(画像1)
カッターシーラーとは、菓子袋等を綺麗に切断(カット)したり、密閉(シール)したり出来るモノである。
これまでカタログギフトには載っていなかったと思う。完全な興味本位に依る注文だ。
調度我が家に「Calbee」の「ポテトチップス コンソメWパンチ」が有ったのでカッターシーラーを試してみた。プラス側(画像1の上側)がシーラー、反対のマイナス側(画像1の下側)がカッターとなっている。
カッター(画像2)は左から右に引かなくてはならないのだが、左利きの私には少し違和感が有った。しかしそこそこ綺麗に袋の縁をカットする事が出来た。(画像3)レターオープナーを更に簡素にしたイメージである。(鋏で切る方が綺麗で簡単だと思った事は秘密である。あ、ばらしてしまった。)
まあカットについてはオマケみたいなモノで、このカッターシーラーの真の価値はシールに有る(筈)。
厚さ0.1mmまでのポリ袋及びアルミ蒸着袋を接着する事が出来る。
シーラー(画像4)で3秒程挟むと発熱し、それからゆっくりとスライドさせてシールしていくのだが、結構難しい。スライドが遅いと加熱し過ぎて穴が空き、早いと焼き切れてしまう。
実際、使用方法にも引っ張る速度と押す力を調整する様に記載されている。一応切れても接着に関しては問題無いとの事。何度も失敗しつつシールを行う。
下手糞ながら一応シールする事が出来た。(画像5)縁が相当歪になっているが、空気を有る程度抜いた状態で密閉に近い状態を作れていると思う。何度か使用して慣れれば、綺麗にシールして中身も長持ちさせる事が出来るのではないだろうか。
久し振りに良い品を見つけた、とは言わない。シールについてもこれまでしていた様に空気を抜いてくるくると袋の縁を巻きクリップで留めれば湿気る事は無かったので、カッターシーラーなぞ必要無い。だが、私の好奇心を満たしてくれたのは間違い無いし、ひとつのアイテムでカットとシール両方出来ると思えば有りなのかもしれない。取り敢えず壊れるまで使ってみようと思う。