Quantcast
Channel: 心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく・・
Viewing all articles
Browse latest Browse all 384

パーティ16 (酒9)

$
0
0



クリスマスは如何御過ごしだっただろうか?

私はまあ何と言うか、いつも通り嫁とささやかなクリスマスイブを過ごした。
今年は「インターネット4」及び「インターネット5 (おやつ33)」の投稿で述べた様に、殆どの買い物を事前に百貨店のオンラインショッピングで纏めて済ませていた為、どれも予定よりかなり早く手元に到着している状態であった。当日準備したのはケーキ位である。

オンラインショッピングではフラワーアレンジメントとクグロフ以外に私と嫁それぞれへのクリスマスプレゼント(自分にプレゼントと言うのも可笑しいが‥俗に言う「御褒美」か。)とクリスマス用のシャンパーニュをオーダーしていた。

今回オーダーしたのは、「Ruinart」。
嘗て「Kotoli」の投稿で紹介した最古のシャンパーニュメゾンRuinart。その代表作とも言える「BLANC DE BLANCS」を一度呑んでみたかったのだ。偶然今回他の品を選ぶ途中に発見し(ハーフボトルのみであったが)購入決定。(画像1)

「Blanc de Blancs」は日本語に訳すと「白の中の白」や「純白」となるのだろうか。色が白(無色)に近いシャンパーニュである。
シャンパーニュに使用される葡萄の品種は主に「ピノ・ノワール」、「ピノ・ムニエ」・「シャルドネ」の3種類である。
ピノ・ノワールとピノ・ムニエは黒葡萄に属し、シャルドネは白葡萄に属すのだが、Blanc de Blancsはシャルドネのみで作られたシャンパーニュを指す。ワインで言うなら白ワインの様なモノだ。

通常の(黄金色の)シャンパーニュは黒葡萄種と白葡萄種の比率が凡そ7:3と言われている。しかし当然ブランドや風味等でアッサンブラージュ(調合)が異なる。この3種以外の(フランスワイン法「AOC」の規定に反しない)葡萄を用いる事も有る。(風味については「酒 (オークション4)」の投稿参照)
因みに「Blanc de Noir」と言う黒葡萄のピノ・ノワール及びピノ・ムニエのみで造られたシャンパーニュや「Rose」と呼ばれる薔薇色のシャンパーニュも有る。尚Roseはアッサンブラージュ時に赤ワインを混ぜる方法か、圧搾しシャンパーニュの元となる葡萄ジュースを造る過程で果皮も漬け込み色素を抽出する方法で着色されている。

少々シャンパーニュの講釈になってしまったが、RuinartのBLANC DE BLANCSと共に頂くケーキは、今年は「LA MAISON DE JUN」のモノを選んだ。
LA MAISON DE JUNは、富山で活躍中のパティシエ「松田淳」氏が手掛けるパティスリー(ショコラトリー)3店舗の内、最も新しい店舗である。
駅前にも店舗が有り、有名なパティスリーなのだが、余り購入の機会が無くこれまでは数える程しか利用していなかった。

LA MAISON DE JUNは店内の雰囲気が洒落ており個人的に好みなので利用したいと思っていたので、今回は良いタイミングだった。計6種類のケーキを購入。どれもキレイな作りでデコレーションも凝っている。(画像2)

BLANC DE BLANCSを飲みつつ舌鼓。(画像3、私が食べたモノ。)個人的にBLANC DE BLANCSは結構気に入った味だったが、嫁は「葡萄感」が足りないと不満気だった。黒葡萄種が使われていないからなのだろうが、その分私には飲み易く感じたのかもしれない。
ケーキはどれも濃厚な印象だったが、サイズが大きくない為調度良かった。味より見た目の美しさが際立っていたと思う。(無論不味いと言っている訳では無い。)

(嫁は兎も角)私は概ね満足だった。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 384

Trending Articles